2009年10月09日

 重水漏れ


昨日 福井で 廃炉に向け 解体される「ふげん」の建屋で 放射能を含んだ 重水が漏れ 作業員一人が 被爆した と 朝日新聞が 報じていた。

被爆量は 幸い 法令に定める限度を 大きく 下回り 問題が無いそうで 安心した。 原子力発電には 軽水炉型とか 重水炉型とか の種類がある。 そこで 重水を 少し 考えて見たい。

我々が 普段飲む水は HOで示される通り 水素と酸素とが 結合したものである。 これに対し 質量数が 2の水素(デユーテリユーム)や 3の(トリチューム)と言う 水素と結合した HOを 重水(DO)と呼ぶ。

自然界の水は 軽水が 99.74%で 残余が 重水とで 構成されている。 したがって 自然界には 重水が ほとんど存在しない と 考えてよい。 

重水の性質は 人には 体重の 数十%を飲むと 生命が危険だと言われている。 また 重水だけの水中では魚類は生息できず 重水のみの給水では 植物の 芽は出ない。

ところで 原子炉に なぜ 重水が 使われるかと言うと もともと 水素には 中性子を 熱に変換する性質がある。 つまり 中性子を 吸収し難い 性質があるからだ。 だから 質量が多い 水素を 冷却水に 用いると 中性子の吸収がより低くなり 安全を 保つことが 出来るだからだ。 軽水だと 中性子を 殆ど 吸収し 放射能を持った 水になる。   

天然水から 重水を除去した水を 特に「超軽水」と呼ぶ。 医学界で 超軽水は ガン細胞の抑制に 効果がある。と言う 意見がある。
Posted by おきな草 at 16:00│Comments(0)TrackBack(0)日記 エッセイ

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